家系図作成方法(調査方法)
家系図を作成するためには、その調査したい年代によって方法が変わってきます。
現在から80年前~150年前までの調査は比較的簡単で調査方法は決まってきます。
しかしそれ以前となると一概に決まった調査方法はありません。
しかし、王道の調査方法は存在します。
私の家系で一番古いものは元禄元年(1688年)まで、調べることができました。
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戸籍調査
家系図作成は、除籍謄本(戸籍)を取るのが基本です。日本には、家系図作成にとても役に立つ戸籍という仕組みがります。
自分の戸籍には、父と母が記載れております。父と母の戸籍には祖父母の記載があります。
所轄の役場に出向くか郵送で戸籍謄本あるいは除籍謄本をとる(請求する)ことから始めます。
注意!戸籍には保存期間があります。2010年までは80年の保存期間が設定され、保存場所が少ない役場は80年をめどに廃棄している様です。
2010年からは150年の保存に変更されましたが、廃棄された除籍謄本は復活する訳はありません。つまり、昭和初期の除籍謄本はすでに廃棄されている場合があります。
戸籍についての詳細は戸籍の変遷のページを参照してしてみてください。
私の場合、昭和初期の除籍謄本しか取得できず、言い伝えで聞いていた高祖父の除籍謄本も取ることができませんでした。
しかし、大丈夫!その証しとして私は、除籍謄本がとれない時代までさかのぼることができています。切り抜けるヒントをさがすことが大切です。
宗門人別帳
この宗門人別帳に私の祖先が載っていました。明治3年の資料ですので壬申戸籍(*1)より前の情報がわかりました。
宗門人別帳(宗門人別改帳)は、江戸時代の戸籍の様な存在です。領主が領民を把握するために、また、領民が寺の檀家であることを確認するために作り出されました。記載内容は地域によって多少差はありますが、戸主とその家族・奉公人・下人の名前と年齢が記載されています。
武士の家譜(家系図)
戸籍調査で明治初期、もしくは、江戸後期の祖先が判明した後は、所在地域から藩を想定し、その藩に所属する武士の家系図と照らし合わせが可能です。私の祖先のある系統は、武士であったため、この系図で元禄元年(1688年)まで判明しました。
尊卑分脈
なんとかこの尊卑分脈に繋げたいものですよね!
尊卑文脈とは何?
洞院公定が企画して、その後に完成した系図。「尊」は帝王系図、「卑」は諸氏系図です。諸氏系図は、平・源・藤・橘が主です。